アクアポニックスについて ABOUT AQUAPONICS

もっとも地球に優しい農業

EARTH-FRIENDLY

最も地球にやさしい農業

アクアポニックスの循環

アクアポニックスは、水産養殖(魚の養殖)と水耕栽培(土を使わずに水で栽培する農業)を掛け合わせた、新しい農業。魚と植物を1つのシステムで一緒に育てます。魚の排出物を微生物が分解し、植物がそれを栄養として吸収、浄化された水が再び魚の水槽へと戻る、地球にやさしい循環型農業です。

アクアポニックスは、魚・微生物・植物の3者が自然の生態系を形成することで成り立ちます。

魚からフン(アンモニア)が発生すると、自然界に存在する微生物によって、硝酸塩へと分解されます。この硝酸塩は、植物の栄養になります。この循環を「硝化サイクル」と呼びます。そして、植物の力でキレイにろ過された水は再び水槽へと戻り、魚をイキイキとさせます。

生態系そのもの

この生態系の循環が一度起こると、人の手が入らずとも、魚に害となるアンモニアを最小限に保ち、植物にはたっぷりの栄養を与え続けてくれます。

これは自然界において当たり前のように行われている日常。アクアポニックスが、”ちいさな地球”と呼ばれる所以です。

そしてこのアクアポニックスを、身近にご自宅やオフィス、教室で感じることができるのがアクアスプラウトSV(さかな畑)です。

アクアポニックスの誕生

ORIGIN

ルーツは西暦1000年

「アクアポニックス」(aquaponics)という言葉は1970年代に誕生。2つの単語を掛け合わせた造語です。水産養殖を意味する「Aquaculture」の”アクア”と、水耕栽培の「Hydroponics」の”ポニックス”からきています。

ルーツは、西暦1000年頃にまでさかのぼります。メキシコの原住民族のアステカ族が実践していた農法「チナンパ」です。川に植物を育てるための島をつくり、そこで人々は農業を行っていました。これがアクアポニックスの原点だと言われています。

世界で注目される
アクアポニックス

NOTEWORTHY IN THE WORLD

地球環境にやさしく、生産性が高い農業として、世界中で導入されているアクアポニックス。

近年では、都市農業や家庭用途としても広がりをみせています。新鮮なオーガニック野菜と魚を育てる食料生産から、家庭菜園・食育・園芸介護まで。その可能性に世界が注目しています。

  • 植物工場植物工場
  • グリーンハウスグリーンハウス
  • 屋上菜園屋上菜園
  • 関連企業関連企業

アクアポニックスの
7つの特長

FEATURE

  • 土づくり、水やりは不要

    アクアポニックスでは土を必要としないので、大変な「土づくり」の労力と知識は必要ありません。また、面倒な水やり、施肥、除草も不要なため、負担なく、気軽にはじめられます。

  • 魚の水換えも不要

    アクアポニックスでは、植物と微生物などの力によって水がキレイになるので、面倒な水槽の水換えは不要です。飼育の知識がなくても、不安なく、魚をイキイキと育てることができます。

  • 完全オーガニック

    アクアポニックスでは、農薬や化学肥料は使用しません。農薬を使用すると、それが魚の水槽にも流れ、魚が死んでしまうからです。アクアポニックスで育った野菜や魚は、結果的に完全オーガニック(無農薬)になります。

  • 虫がつきにくい

    アクアポニックスでは土を使わないので、土に産卵したり、土を住処とする害虫はつきません。また環境をコントロールできるので、システムを清潔に保ちやすく、室内でも安心です。

  • 生態系の縮図を体感

    アクアポニックスの一番の特徴は、その”循環性”。魚が汚した水を微生物が分解し、それを栄養として植物が吸収、浄化された水が再び魚のタンクに戻るという”小さな生態系の成り立ち”を、自宅に再現し、楽しみながら体感することができます。

  • 魚も一緒に飼える

    アクアポニックスでは、野菜やハーブだけではなく、魚も一緒に育てることができます。子供やご年配の方でも親しみやすく、これは今までの農業にはない新しい魅力です。

  • 高齢者でも作業しやすい

    アクアポニックスでは、腰を曲げずに(立ったままで)作業が可能です。高齢者はもちろん、車椅子の方でも負担なく日々の手入れを行うことができます。

商業アクアポニックス
としての可能性

FOR BUSINESS

  • 高い生産性

    野菜の生産と魚の養殖を同時に行うことで、特に野菜の生産性が高まります。露地栽培の約2.6倍の生産性を持ち、1反(1000㎡)の土地で、約11トンの野菜と、約5トンの魚を生産できます(*1)。

    循環型農業であるため、水や肥料などのコストが下がり、作業工程が減る、または単純化されることで、メンテナンスの負担も軽くなります。加えて、魚も出荷できるため、投資回収も早まり、食料生産として効果が高い農業として注目が高まっています。

    *1…『Just Food』(James McWilliams著)より

  • CSR

    自然の力を生かした、地球環境に最もやさしい循環型農業として、海外では企業の社会的活動(CSR)との繋がりも強い農業です。近年では、ホテルリゾート等への導入事例も生まれ、その環境性から、コミュニティ作りや食育ツールとして設置されています。

  • 水が貴重な地域への導入

    アクアポニックスは、使う水の量を従来の農業の10%にまで抑えることが可能です。オーストラリアや中東地域での展開や、カリフォルニア州の深刻な干ばつの解決策としても注目されています。国連により、資源が不足している紛争地域(ガザ)や、最貧国(ハイチ)などへの技術指導もはじまっています。

  • 設置場所や規模は自由自在

    規模は、室内でも楽しめる小型タイプから商業規模の大型まで。土を使わないため場所の制限を受けず、海外では都市農業の新しい形として、スーパーの屋上やオーガニックフードコートへの設置、有効活用されていない土地や施設(倉庫や工場など)を再利用する形で広まってきています。